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日本が起こした戦争と平和について

日本が起こした戦争と平和について深く考えさせられた夏でした

●その1

  8月9日長崎に原爆が投下されてから61回目のこの日、学生時代の友人たちと『蟻の兵隊』というドキュメンタリ-映画を観ました。

  日本軍中国山西省残留問題

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  終戦当時中国の山西省にいた陸軍将兵59000人のうち2600人が、ポツダム宣言に違反して武装解除をうけることなく、中国国民党軍と共に戦後も4年間中国の内戦に参戦。550人が戦死、700人以上が捕虜となる。

 当時戦犯だった司令官が責任追及への恐れから、軍閥と密約を交わし残留を画策したもの。国は「自らの意志で残り、勝手に戦争を続けた」として元残留兵らの戦後補償を拒み続けてきた。

 2005年、元残留兵らは軍人恩給の支払いを求めて最高裁に上告した。(しかし、これも棄却されたと映画は伝えています)

 元残留兵奥村和一さんの人間・日本人としての生き方

  「自分たちは何故残留させられたのか?」真実を知りたいと中国に通い続ける奥村さん(82才)は、初年兵教育として罪のない中国人を「刺殺せよ」と命令され、人を殺した事実と向き合うことになります。

 「ここです。ここが私が鬼になった場所です」「国が起こす戦争によって普通の人間が鬼になるんです」と、中国人を殺した場所に立ちます。

 自身戦争の被害者であって、加害者でもある奥村さんが80才を超えて尚、その事実に向き合おうとする姿は厳しく観ていて辛くもありました。

 人は人間としていかに生きるのかということの重大さを考えさせられた映画でした。

●その2

 8月15日の終戦記念日の日のテレビ、新聞は、小泉首相の靖国神社をめぐっての報道でいっぱいでした。

 「靖国参拝をするか否か」ではなく、日本の政治家(国の指導者)が「あの戦争」をどう評価しているのか、責任は誰にあったのかと考えているのかが最も重要な点だと思います。

 日本の政府は国民にも世界にもはっきりさせないまま今日まできたのではないでしょうか。

 あの戦争は中国、朝鮮半島、アジアの国々への日本の侵略戦争だった。これが真実にもとづいた歴史認識でなければなりません。この事実がねじ曲げられたり、隠されたりしている現状に、とても不安を感じています。